「良いフレーズが思い浮かばないなぁ…」
どうもこんにちは!まな太郎(@manataro_blog)です。
突然ですが、みなさん。
文章を書くときに、なかなか手が動かないことってありませんか?
書かないといけないと分かっていても、ついつい立ち止まって悩んでしまう。良いフレーズが思い浮かばない。
このような状態になってしまうのは、つらいですよね。
そこで今回は、効果的なキャッチコピーを書くコツや文章で相手に伝えるべきことを教えてくれる一冊を紹介させていただきます。
・人を魅了するキャッチコピーを書きたい
・ライティングスキルを上げたい
・効果的に相手に伝えたい
自分に関係があると思ってもらう
自分に関係あると思ってもらうことだ。
相手に興味を持ってもらうには、自分に関係がある!と感じてもらうことが大切です。
なぜなら、自分とは関係がないことに興味を持つのは難しいからです。反対に、関係があると思ってもらえれば、そのコンテンツや文章を受け入れてくれる可能性が高まります。
たとえば、スマホを見ていて、ふと気がつくと広告に目が止まり、良くみてみると最近自分が検索したことに関連する内容だったので、クリックしてしまったというような経験をされたことはありませんか?
広告というのは、まず消費者に見てもらって、次にアクションを起こしてもらうことで役割を果たします。
またインターネットショッピングにおいて、商品をカートに入れたときに、その関連商品として画面に表示されるというものがあります。
これらの機能は、購入者に関係の深い商品を提示し、関連商品の購入を促しているのです。
次に、私が今、書いているブログにつきましても、関連記事を掲載して、読者の方にスムーズにページを移動していただこうとする意図があります。
このように、私たちが普段生活している中でも、自分と関係があると思わせることの大切さを理解している人たちが、さまざまな方法で応用しているのを見てとれます。
みなさんは、バーナム効果という言葉をご存知でしょうか。
誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。
「あなたは最近、不幸なことがありましたね?」
「人生について悩んでいますね?」
「ストレスを抱えていますね?」
などなど。
良く考えてみると多くの人に当てはまりそうな質問に対して、さも自分のことを言い当てられたかのように感じてしまう心理現象です。
まさに自分だけに語りかけているようなキャッチーな言葉に出会ってしまうと簡単には無視できなくなりますよね。
このような感情を抱いてもらうためには、より具体的なキャッチコピーにすると良いでしょう。
例を挙げると
「〜市にお住みになられている方々に朗報です!」
「8月生まれの方だけのお得な情報!」
など、読んで欲しい人を明確にすることでキャッチコピーのチカラは大きくなります。
どちらかを選んでもらう
受け手は、何かを二者択一でせまられると、そのどちらかを選ばなければならないような気持ちになってしまうものだ。
二者択一は、相手の目に止まるために有力な手段です。
あなたは、このような文章をみたことはありませんか?
「〜派?それとも〇〇派?」
某有名お菓子が利用者に投票してもらうキャンペーンを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「あなたは、どっち?」というフレーズをみると、なんだかどちらかを選びたくなりませんか?
このフレーズは見る人の心理的な負担を軽くしているために、答えてもらいやすくなっていると考えられます。自分で初めから選択肢を思い浮かべる必要がないからです。
二者択一は、気になる相手を誘うためにも有効とされていますね。
たとえば、以下のような誘い文句が考えられます。
「イタリアンとフレンチならどっちがいい?」
「今度の土曜日か日曜日ならどっちが都合いい?」
このように質問することで、どちらかを選ぶなら、こっちがいいと相手に選択してもらえるのです。一方で、あまりおすすめできないのは、
「今度の日曜日、空いてる?」
というように、OKかNGかを聞くことです。なぜなら、もし空いていなかったとすれば、「ごめん、無理」と会話がそこで終了してしまうからです。
「じゃあ、その次の日曜日は?」というふうに連続して質問すればいいのではないかという考え方もありますが、あまりスマートではありませんよね。
質問された人によっては、
「この人、グイグイ来るなぁ…」と距離を置かれてしまうかもしれません。
誘う方も、できれば相手に余計な気を遣わせてたくないと思いますし、断られてしまうのも悲しいですよね。
だからこそ、二者択一をぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
自己アピールは相手のために
アピールの目的は、あなたが相手にとって必要な人物であり、相手が求める能力を持っているということを知ってもらうことだ。
キャッチコピーの応用として自己アピールについて取り上げます。双方とも相手のことを最優先に考えることに関して共通点があります。
自己アピールが必要な場面とはいつでしょうか。新しい人と対面するときですよね。学校でのクラス替えや面接をする際には自己紹介をします。
ここでは就職面接について考えてみます。
就職面接で重要なことは、顧客ではなく仕事仲間として認識してもらうことです。能力を判断するのに利用されるのは主に2つ。
1.経歴や資格、エピソードなど
2.成果物
自己アピールは短い時間のなかで、いかに自分のことを相手に知ってもらえるかがポイントになります。なぜならば、判断をする相手にも人を選ぶという労力がかかるからです。
短い時間で、その人のすべてを見るのは難しいです。実際に一緒に作業をしてみなければわからないこともあります。
だからこそ、最低限の基準を置かなければなりません。それが、1に当てはまる学歴や職歴。資格の有無。見た目、言葉遣いなど表面的なものによって決められることがあります。
内面的な部分を一瞬で見分けるのは困難であるため、判断の基準となるものが必要なのです。
たとえば、「〜の資格を持っているならば、〇〇の仕事はできるだろう」「〇〇大学を卒業しているなら、これくらいはできるだろう」
というような判断で人材を選ぶことが合理的です。(2に当てはまる「自分で作ったモノ=成果物」が判断材料になることもあります。)
そのためには、自分が持っている強み、さらに記憶に残るようなアピールをすることが必要不可欠です。
しかし、自分が優れた人間であるとアピールするのが効果的とは限りません。なぜなら、ある分野において、優秀かそうでないかを比べるのは十分ではないからです。
すべての人が仕事ができる優秀な人だけを求めているわけではありません。その人の性格や人柄、他人に接するときの態度。気配りができるかどうか、など。仕事以外の面でも人間関係において大切なモノはたくさんありますよね。
ですので、自分が会社のためにどんなふうに役に立てるのかを具体的に提示するのが有効です。
他の誰にもマネできないような方法であるとさらに魅力的です。その人だけの強みによって生まれる価値が存在するからです。
そして何よりも優先するべきなのは、相手をいちばんに思いやることです。
結論
「キャッチコピーで心を掴め」