「やる気が出ないのは、すでに恵まれているから」
みなさん、こんにちは!まな太郎です。
「夢とか、やりたいことないの?」
そう聞かれたことはありませんか?
今の若者に、やりたいことがない人が多いと言われてしまうことには、ちゃんとした原因があるのです。
それを知らないと、夢がない自分はダメだな。なんとかして、やりたいことをみつけなければとストレスを与えてしまいます。
また、上の世代の方にも、今の若者がなぜ、やる気がないのか。すぐに辞めてしまうのか。を知っていただけることができるようになっております。
今回は、やりたいことが無い人のモヤモヤっとした感情をスッキリと取り払ってくれる本を紹介いたします。
『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』(尾原和啓)
・モチベーションが上がらない
・やりたいことがない
・好きなことがわからない
やる気が起きないのは、恵まれているから
上の世代は 、 「世の中の空白を埋めるように 」仕事をしてきた世代です 。社会にないものを生み出し 、収入を増やし 、家のテレビを白黒からカラ ーに変えて 、電車通勤から車通勤に変えていった 。彼らが幸福だったのは 、何かを達成することが 、同時に社会貢献につながっていたからです 。
「最近の若い者には根性が足りない」
「やる気が感じられない」
その原因は、生まれた時にもうすでに手に入れたいものがそろっていたからです。社会の仕組みやインフラなどの設備、物質的な豊かさ。
満たされていることが当たり前の若い世代は、何かを求める情熱を持つことが難しいのです。
例えるなら、勇者として魔王を倒しに冒険の旅に出ようと思ったら、
「あっ、魔王は昔の勇者が倒しちゃったから」と言われてしまい、
「うーん、じゃあ、何をすれば良いのだろう」
途方に暮れてしまうのです。
その状況で、やりたいことはないのかと言われても、特にないなと考えてしまいます。仮に薬草を集めて研究しよう!と意気込んでも、
「勇者のくせに何やってるんだ。強くなるために経験値あげろよ」
と行動を否定されてしまうことがあります。
ですが、生まれた時にすでに何もかもがあった世代には、薬草の研究のような自分の好きを追求できる仕事こそが魅力的であり、必要なのです。
迷惑をかけてしまうのは必然である
自分の 「好き 」を貫くときのお邪魔虫 。それは 、今の日本人にかけられた 「迷惑をかけちゃいけません 」という 〝呪い 〟です 。
「迷惑をかけてはいけない」
迷惑をかけようとするのはいけないが、かけてしまうのは仕方ない。なぜなら、人間が生きていくうえで、相手に迷惑をかけるのは必然だからです。
まず最初に、人は赤ん坊として生まれます。赤ん坊は、一人で生きていくのは、不可能です。誰かに頼らないと生きていくことができません。
しかし、大人になるにつれて、他人に迷惑をかけてしまうことがタブーのようになってしまい、自分の中でストレスを抱えてしまうなど、我慢をするのが当たり前になってきます。
我慢するときがあるのにゃ!?
これは、悪いことなのではありません。みんなが自分の好き勝手に行動してしまうと社会は混乱します。さらに、相手を思いやる心があるのは賞賛されるべきことです。
では、どうするべきなのか。それは、相手への思いやりに対する考え方を変えてみるということです。
つまり、自分も迷惑をかけてしまうのだから、相手に迷惑をかけられたとしても、寛容な態度で答えようとするのが大切なのです。
変化をしないという大きなリスク
変化する時代を生きるには 、 「好き 」を磨くこと以外にも 、大事なことがもうひとつあります 。それは 、変化する時代では 、変化しないでいることのほうがむしろリスクだということです 。
安定という言葉を聞いてどう感じますか?
いつも同じように、同じ場所で、同じことをすること。つまりは、変化することをしません。
ですが、安定というのは不安定なのです。
最初から、本当の意味での安定というのは存在しません。私たちは、安定していると思わず、考えてしまうのです。いや、考えたいのです。
今までに、安定していると思われていたものが、実は不安定なものだったと明らかにされたものがあります。
例えば、株価や為替です。みんなの共通認識としていたものが、一瞬で崩壊し、大きな影響を与えるという出来事は起きているのです。
だからこそ、変化するスピードが、とてつもなく速い時代に、安定を求めるがゆえに、不安定になるというのは恐ろしいことです。
柔軟な対応力を持っていないと、いざという時に、窮地に追い込まれます。
わたしも、昨日の自分と今日の自分は違っている、変化していると胸を張って言える根拠を見つけられるようにしています。
結論
「モチベーションがない原因は、すでに豊かな時代だから」
「好きなことをみつけて、生きていこう」