「自己啓発本を読んでも、人生が豊かにならない」とお悩みの方に記事を書かせていただきます。
結論を申し上げますと、自己啓発ブタになるのを避けるには、「自分で決めて行動をする」です。
自己啓発本を読んでも、あなたの人生が豊かにならないのには、理由があります。
そこで今回は、自己啓発本との向き合い方について、紹介をさせていただきます。
・自己啓発本との向き合い方を知りたい。
・自分の人生をより良くしたい。
行動しないと意味がない!?自己啓発ブタをやめた件について
自己啓発本を読んで何が変わったの?
わたしは今までに100冊以上の自己啓発本を読んできました。
人生において読むべき本として紹介されている有名な本から、個人的に選んだ本も含みます。
最初のころは、自分の知らなかった考え方や価値観を学べることに、ある種の興奮がありました。
成功者の人生観や体験談を知ると、まるで自分が経験して学んだように感じるのです。
答えを教えてもらえるのは、不安感を消してくれます。
なぜなら、生きていくなかで、人生に答えは存在しないからです。
小学校や中学校、高校では、問題に対する答えが最初から用意されています。
すでに決まっている答えを求めて問題を解ける人間が優秀であると評価されるのです。
でも、大学生や社会人になると、現実の世界では、答えのないことの方がはるかに多いのに気がつきます。
つまり、自分ひとりで問題を見つけて、解決するチカラが必要であり、求められる能力やスキルがあるのは前提としています。
しかし、小さい頃から問題と答えがセットであると、教えられてきた場合は、問題には必ず答えがあるものだと錯覚してしまいます。
もちろん、反対にすべての問題に答えがないとは限りません。過去の経験やデータから、ある種の問題には、最適解が存在していることも。
人との付き合い方やプレゼンの仕方など、より好ましい方法があるのは事実です。
それでも、絶対的な答えがあると期待するのはリスクが大きいでしょう。また、正しいことでも、あなたの人生によって、役に立つ情報であるとはなりません。
一種の答えを教えてくれる自己啓発本も、ただ読むだけでは、自分が変化するのは難しいでしょう。
さらに、多くの自己啓発本を読んでいると、まったく逆の考え方に出会います。
「成功するためには友人を作るな」としている本がある一方で、「成功するためには、友人を大切にしろ」としている本があるなどですね。
これが難しいポイントの1つです。「結局は、どうすればいいの?」と悩んだこともある方もいるはず。
ここで個人的な意見を伝えさせていただきますと、「自分が信じたい考え方を信じる」のがベストであると思います。
無意識のまま、「さらに良い答えがあるのではないか」と自己啓発本をたくさん購入してしまう負のループに突入するのは避けたいですよね。
わたし自身も、自己啓発本を読むことで、なんだか自分が成長をしているように感じて、次々と自己啓発本を読みこみました。
しかし、ある時に、「考え方だけを知っても、人生は変わらないよね」と気づき、自己啓発本を無意味に読むのをやめたのです。
自己啓発本を読んで誰が得をするか
自己啓発本を読んで得をするのは、あなたではありません。
いちばん得をするのは生産者である出版社と著者です。
なぜなら、本が売れると利益になるからですね。自己啓発本は、答えを教えることを付加価値として、提供して、対価に利益を得ています。
自分の人生に不満を持っていたり、人間関係に悩んでいたりする方が存在しなければ、自己啓発本はたくさん売れなくなってしまうでしょう。
みなさん、何かしらの目的があって、自己啓発本を購入しますよね。さまざまな理由があるにしても、「人生を豊かにしたい」という方が大半なのではないでしょうか。
購入した自己啓発本から何かを得られたのであれば、あなたも得をしていることになりますが、ただ答えを求めて買い漁るのは意味がありません。
当初は、「人生をより豊かにしたい」目的があったのに、自己啓発本を買うことが目的になってしまっているからです。
そうなると、得をするのは出版社と著者です。つまり、自己啓発本とは対等の関係であるべきで、自己啓発本の奴隷となるのはあまりオススメできません。
なぜなら、考え方を知るだけでは、人生は豊かにならない可能性が十分にあるから。
自己啓発を読むのを目的にしていないか、しっかりと意識をしたいですね。
自己啓発ブタになってしまう理由は
自己啓発ブタになってしまうのは、2つの理由があります。
一つは、先ほど申し上げましたとおりに、明らかにされていない人生の答えを求めているからです。
自己啓発本には、ある意味での答えが記載されているので、「どうやって生きていくべきか」を理解できると、安心感を持つことができます。
次に、「行動する」または「変化する」のが怖いからです。
人生を豊かにするために、自己啓発本を読んでいるのに、変化するのが怖いと思うのは矛盾していないか。そのように指摘される方もいるでしょう。
しかし、自己啓発ブタになる負のループが存在しています。言い換えれば、「より良い答えを見つけるまでは、行動をする必要はない」と思い込んで、自己啓発本を買い漁ること。
極端なことを言えば、たった1冊の本に書いてある1行の文章でも、人生を大きく変える可能性を高める魅力を秘めています。
では、どうすれば、自分にあった自己啓発本を見つけるのができるのでしょうか。
どうすれば解決できるのか
これはかなり重要なポイントになります。結論を言えば、自分にあった自己啓発本を探すことはできません。
理由は、世の中に出版されている自己啓発本のすべての1行1行を読むのには、時間がいくらあっても足りないからです。
ですので、自己啓発本を探すのではなく、自分で決めるのが大切です。
この方法をとれば、反対の意見があっても、考え方がブレないので、悩む必要はありません。
たとえば、「自己啓発本 おすすめ」と検索をすると、上位の方に有名な本がまとめれている記事を見つけられるので、その中から選んでみるのがいいでしょう。
さらに重要なのは、「行動すること」です。自己啓発ブタにならないためには、考え方を知って、かつ行動するのがポイント。
もし、「わたしはこのようにして成功をしました。という妄想をしています」と本の最後に書いてあったら、ガッカリしますよね。
しかし、現実にはそのような自己啓発本は存在しません。あるとしても、レビューで星1の評価をつけられてしまうでしょう。
自己啓発本を読んでいると、一つの共通点を見つけられます。
自己啓発本の共通点、それは、自己啓発本の著者が行動をして、人生を豊かにしていること。
つまり、結局は行動をしないと、人生は豊かにならないのです。
歴史的に有名な人、たとえば、アインシュタインが、頭の中で考えたまま、行動をしなければ、ただの無名の人間になった可能性も考えられます。
「あの偉大な有名人でさえ行動をしているのだから、凡人のわたしだけが、どうして行動をしないで人生を豊かにできるのか」と言い換えられますよね。
実際にわたしも、さまざまな自己啓発本を読んだ結果、こうしてブログを書いています。
まとめ
今回は、気づかないうちになってしまう「自己啓発ブタ」について、紹介しました。
この記事は、過去のわたし、およびこれからの自分に向けて書いているつもりです。
結論をもう一度申し上げますと、「自己啓発ブタになるのを避けるには、自分で決めて行動をする」です。
本を何冊も買う必要はありません。何か目的があった時に、お金と対価に情報を手に入れるのが、賢い方法だと考えられます。
ぜひとも、行動をすることで、人生をより豊かにしていきたいですね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。