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『人を動かす』(D・カーネギー)

  • 2019年3月3日
  • 2019年12月10日
  • 書籍

こんにちは!まな太郎(@manataro_blog)です。

今回は私が本を読む、きっかけを作ってくれた本の紹介です。

 

 

この本との出会い

私がこの本と出会ったのは小学生の時です。

当時の私は本を読む習慣はなく、毎日友達と公園で遊んでいる

どこにでもいるような普通の小学生でした。

              

ある日、父親と本屋に行ったときに父が

『人を動かす』を私に差し出して、こう言いました。

「この本がいいと思うぞ、だがお前には、まだ早いか…」

この言葉を聞いた私はなぜか悔しい気持ちになり、買う予定だった漫画の代わりに『人を動かす』を買ってもらいました。

しかし、買ったのは良かったのですが。読んでみると全く内容を理解できません。

今思えば当たり前ですが、『コロコロコミック』や『ドラえもん』、『かいけつゾロリ』しか読んでいなかった小学生がいきなりこの本を理解するのには無理があります。

そこで小学生だった私は本のすべては理解できなくても、自分が少しでも理解できる箇所はないかと探しました。

そしてなんとか理解できた3つの部分を実践してみたのです。

その3つとは

1.心からほめること

2.聞き手にまわること

3.名前を覚えること

                        でした。

1.心からほめること

みなさんは小学生の時に好きな子はいましたか?

当時、私は好きな女の子がクラスにいたのですが内気な性格もあってその子とうまく話せませんでした。

ある日、その子が絵を描いているのを見たのです。

私はその女の子に

「絵描くの上手だね。」

と勇気を振り絞って言ってみたのです。するとその子は最初は驚いていましたが、そのあと恥ずかしそうに

「ありがとう。」

と言ってくれたのです。

これは私には衝撃的な出来事でした。

人は親から「褒められるように立派なことをしなさい」と教えられますが、「立派なことをした他人を褒めてあげなさい」とはあまり教えられません。

この時、私は本という存在が生きるうえでものすごく役に立つのかもしれないと初めて実感しました。

              

             

2.聞き手にまわること

年に一度、親戚で集まる機会があったのですが少し酔っ払ったおじいちゃんが僕に話しかけてきました。

政治だとか経済だとか小学生には何のことか理解できない内容でしたが、これを私はチャンスだと思い、聞き手にまわることに徹しました。

              

次の日、母親から

「あんた、昨日、おじいちゃんとなんか話したの?」

と聞かれました。

実はおじいちゃんと私が話した日、おじいちゃんが私の母に

「あいつは小学生なのに難しい話ができるんだな。大したやつだ」

と言っていたそうで不思議に思ったらしいのです。

私はただ相手の話を聞いていただけで、話の内容は全く理解していませんでした。

しかし、私は本の内容と似たような出来事が起きたので感動しました。それと同時に

「たった1つの本で『人を動かす』ことができるんだ!」

と確信することができました。

              

3.名前を覚えること

みなさんは初めて会った人の名前をすぐに覚えることができますか?

私はできませんでした。笑 

覚える努力をしなければ、他人の名前なんて覚えられません。

そこで私が実践した方法を教えます。

と言っても大したことは、やっていませんでした。

相手を呼ぶときに不自然にならない程度に最初に相手の名前を口にするだけです。

例えば

「○○、今ちょっといい?」

「〇〇、明日のことなんだけどさ…」

こうすることで相手は自分の名前が呼ばれたことにすぐ気づき対応してくれます。

自分も相手の名前を自然に覚えることができるので

相手も自分にもメリットがあります。

内気だった私はこの方法を行うことで話す相手がドンドン増えて、多くの友達を作ることができました。

人の名前を覚えることの大切さを私は身をもって感じました。

              

                

以上の経験から、私は本という存在の魅力を知ることができました。

「『人を動かす』ってなに?押すの?引くの?」

と何も知らなかった『コロコロコミック』な私が物事を考えるきっかけを作ってくれた本。今もこの本を大事にしています。

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