あなたは何のために働きますか。

  • 2019年9月2日
  • 2019年9月13日
  • 書籍

 

「あなたは、何のために働きますか?」

 

こんにちは!まな太郎です。

最近、働き方改革という言葉を目にすることが多くなり、労働に対する考え方が見直されていますが、私たちが幸せに楽しく働くためには何を必要とするのでしょうか。

会社に勤めるべきなのか、フリーランスとして活動するべきなのか。

または、別の道を歩むべきなのか。正解は誰にも分かりません。しかし、誰もが生きるうえで無関係ではいられない状況です。

そこで今回は、楽しく働くための指針の一つを教えてくれる一冊を紹介いたします。

 

 

こんな人にオススメ!

・新しい働き方を知りたい。

・職場に不満を持っている。

・オリラジのあっちゃんが好き。

 

日本は被雇用者を育てるシステムだった。

 

「事業を起こして大儲けしよう」などという欲望を国民に抱かせず、優秀な被雇用者にとどめておこうとするのが、これまでの国の”やり方”だったということです。

 

たしかに、日本のドラマや映画に出てくる登場人物は、警察官や弁護士。医師や政治家などが多く見られます。アイアンマンのように社長がヒーローとして描かれていません。

さらに「お金稼ぎは卑しいことだ」という認識があることによって、お金を稼ぎたいです!と公にすれば、周囲から冷たい目で見られます。

 

ちか
お金をガツガツ稼ぎたいっていう人ってなんか怪しいわよね。
まな太郎
そんなことないのにゃ!人生を豊かにするためにお金は大切なのにゃ。

 

しかし、生きるのにはお金は必要です。

では、なぜこのような思考になってしまうでしょうか。

私たちは、決められたルールの中で、良い成績を残せるように教育をされます。学校も例外ではありません。

義務教育では、成績に差をつけるために暗記をさせたり、計算をさせたりと決まった答えを導き出せるように訓練しますが、お金を稼ぐ方法や経営者になるための手段といったものは習いません。

 

ちか
お金を稼ぐための授業ってあるの?
まな太郎
ちかちゃん、ちゃんと授業を聞いてなかったにゃね…

 

良い人生とは、大きな会社に入り、安定的な収入を得ることによって実現するものであるとわたしも教えられてきました。

日本では、終身雇用によって、一度入社した会社で定年退職するまで働き続けるという制度があります。

これは、労働者に安定をもたらすというメリットがあります。ところが、絶対にそこが安全だと言うことができません。

大切にしたいことが、お金なのか、やりがいなのか。または安定なのか。どこに目を向けるかによって、自らの意志を持って働く環境を選択できるのだと今一度考えることが必要なのです。

時間ではなく、価値で評価されるべきだ。

 

それは「長時間労働信仰」。寝る間も惜しんで働く人はエライ、という価値観です。働いた時間分の対価をもらう労働者ならではの思い込みと言えます。

 

労働に限らず、長い時間を一つのことに費やす人は周りから尊敬の眼差しを向けられます。

お金とは自分の時間を渡した対価として受け取るものだ。つらい時間を長く過ごして頑張っている人だけが、お金を多く稼ぐことができる。

「そうじゃないと苦労している人間が報われないじゃないか!」

 

ちか
お金を稼ぐってそういうことでしょ?
まな太郎
それは違うのにゃ。

 

これをより強固にするために、

「あんなに長時間働いて偉いなぁ!」という感想を持つようになるのです。

でも、よく考えてみるとおかしなことに気づきます。

重要なのは時間ではなく、どれだけの価値を生み出したのかという点なのです。これは人間が労働によって価値を生み出す対価として金銭を受け取っているということを理解する必要があります。

時給に換算してしまうと本質が見えなくなります。それは、一生懸命やってもやらなくても、一定の時間と費やすことで同じ賃金を得ることができるから。

ちか
価値ってどういうこと?
まな太郎
ちかちゃんが、アルバイトをすることで幸せになれる人がいるってことにゃ。
ちか
あたし、自分のためにやってんだけど。
まな太郎
それでも、誰かのためになっている=価値を生み出しているのにゃ!

例えば、コンビニでアルバイトをして生活している人とハリウッド女優の年収は大きく異なります。それは、両者が生み出す価値の大きさに差があることが理由です。

働いている時間が長いから偉いというわけではありません。

短い時間で、大きな価値を生み出している人が賞賛されるべきなのです。

短時間で、価値を生み出す。さらに多くの価値を生み出すために長時間の労働を必要とするというのが本質です。

 

頑張らないことを認めてあげる。

 

かつて「ママ業を頑張りすぎなくていい」と声を発した女性たちがいたように、「パパ業も頑張りすぎなくていい」と、誰かが言わなくてはならないと思います。

 

ここでは、仕事ではなく、家事に焦点をあてます。

あなたは、こう感じたことはありませんか?

「いつも、完璧じゃないといけない」

 

ちか
別に完璧じゃなくても良くない?
まな太郎
その通りなのにゃ!でも、なかなかそうは思えない人もいるのにゃ。

 

家事は、立派な労働です。家事があるからこそ、外に出て仕事ができる。

でも、どれだけ家事を頑張ったところでお金はもらえませんし、家庭内での活動なので見てくれる人が少ないです。

家族や恋人に、「いつもありがとう」と言ってもらえるのであれば、救いになるのですが、誰にも感謝をされないのは仕事と同じように家事もツライ思いをします。

全部を完璧にこなそうとすると疲れてしまいます。だから、100%完璧な人間になる必要はなく、〇〇に力を入れるけど、〜については手を抜こうといった考え方が大切です。

 

ちか
ぜんぶ手を抜いちゃダメなの!?
まな太郎
にゃ!?ちかちゃんの将来が心配にゃ…

 

例えば、洗濯にはチカラを入れないけど、毎日、手料理は作ろう。手料理をしない代わりに、家族と一緒に過ごせる時間をちゃんと確保しようといった無理をしないためのルールを作ります。

わたしも、完璧主義な一面があるのですが、このようなマイルールを作ることで心理的にとても楽になることができました。

 

結論

「自分が一番大切にしたいことを実現するために働くことが、人生を豊かにする」

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