「脳科学でやる気を出す」
みなさん、こんにちは!まな太郎です。
「なんか、やる気が上がらないなぁ…」
そう感じることはありませんか?
実は、ちゃんとした根拠があるのです。
そこで今回は、脳科学的な視点から、なぜ、やる気が出ないのかを解明し、モチベーションを上げる方法を教えてくれる一冊を紹介いたします。
こんな人にオススメ!
・やる気が出ない理由を知りたい
・モチベーションをあげる方法を知りたい
・ 脳科学に興味がある
とりあえず、始めてみる
むしろ 、 「やる気が出ないから 、とりあえず始める 」というのが 、脳科学的には正しいモチベ ーションアップの方法です 。
「あんた、もう宿題やったの?」
「今、やろうとしてたところだよ」
こんな会話をお母さんとしたことはありますか?
本当の意味は、「やらなきゃいけないと思っていたが、行動するまでには至らなかった」が正しいのです。
ところが残念なことに、物事に取り組む前に、モチベーションをあげることはとっても難易度が高いのです。
わたしにも、小学生のときに、宿題をやる気になるまで、ずいぶんと時間がかかってしまった思い出があります。
これを解決するためには、とにかく始めるしかないのです。
最初は、やる気がなかったけど、気づいたら、1時間ほど経過していたという経験が、あなたにもありませんか?
5分だけでもやってみようとすることが大切です。このときに、ポイントなのは、実際に、5分やってみて、やりたくなかったら、やめてもいいというルールを設けることです。
始めてみて、やりたくなかったらやめる。一見すると、いい加減なように思えますが、それでも、やらずに放置しておくよりはマシです。
感情が記憶に大きく作用する
エンドルフィンにも同様の 「記憶増強作用 」があり 、分泌されたときの出来事の記憶は 、脳に深く刻まれます 。そして 、エンドルフィンが大量に出るときというのは 、 「非常に苦しい体験 」か 「非常に心地よい体験 」をしたときのどちらかです 。
過去の記事に、アウトプットするには、人と会話をするのが適している。なぜなら、感情が動くことによって、記憶が定着しやすくなるからだと書きました。
上記の引用文によると、脳科学的にも、エンドルフィンという脳内の神経伝達物質に記憶増強作用があり、その物質は、苦しい体験か心地よい体験をしたときに多く分泌されると考えられています。
つまり、大きく感情が揺さぶられたときに、記憶が増強されることがこの本を読んだことによって、根拠が明らかになったのです。
たしかに、あの時は苦しかったとか、楽しかったという感情とともに、体験したことが鮮明に思い出すことができます。
反対に、感情が動きにくい状況のことは思い出すのには、苦労します。テストのための暗記や退屈な作業などです。
これは、人間にとって必要な機能であると考えられます。感情が大きく揺さぶられというのは、普通ではない、異常なことが起きたと言えます。
安定を求める心理からは、普通ではないことは避けるべきです。さらに、過去の体験から学ぶことで、次に直面する困難に立ち向かい、乗り越えることができるのです。
やりがいを感じる理由
人に感謝する 。人から感謝される 。あるいは 、人の役に立つ 。人に貢献する 。そういう瞬間に 「報酬系 」の扁桃体が刺激され 、ド ーパミンやエンドルフィンを分泌させるように働くのです 。
ボランティア活動をして、人から感謝されたときに、言葉として言い表せられないほどの幸福感に包まれたことがある方もいるのではないでしょうか。
これは、ドーパミンやエンドルフィンと呼ばれる快楽物質が脳内で分泌されているからです。
最近では、安定を求めない働き方に注目がされています。今までの日本では、大きな会社に入って、昇進して、退職するのが安定的で幸せな生活だと考えられていました。
ところが、そのような働き方を望まない人が人がいます。たとえば、フリーランスとして活動をされている方です。
会社に縛られないという自由を獲得した反面、すべての責任が自分に直接的に影響する働き方ですが、それでも魅力的だと考えることができます。
仕事をするときに、大切にしたいことは人それぞれ異なります。それは、金銭や安定、やりがい、信念などが挙げられます。
人に感謝されるというやりがいを大切にしたいのであれば、フリーランスとして活動するのも一つの手段なのです。
「なぜ人のために働きたいのか?」と聞かれて、
「快楽物質が脳内で分泌されるからです」
と答える人はいませんが、脳科学の視点で見てみると、ちゃんとした根拠があって、人間が相手のために行動することが理解できます。
結論
「脳科学を知ることで、自分を客観的に見ることができる」